オートスケール機能は、サーバーのCPUとRAM(メモリ)の使用率が指定した値を超えた場合、自動的にスケールアップあるいはスケールダウンを行う機能となります。

※VMタイプのサーバーについては設定できません。
※Windowsサーバーについては設定できません。



コントロールパネルより該当のサーバーの[オートスケール]タブへ進みます。

●RAM オートスケール
●CPU オートスケール

にチェックを入れます。どちらか一方の場合はそちらにチェックを入れます。

●スケールアップの条件
●スケールダウンの条件
●継続時間(最低5分よりご設定ください。)
●上限(メモリは最大61440MB、CPUは最大128000MHzとなります。)
●下限(運用するお客様のサービスが必要とする最低リソース値よりも少し余裕を持った値にご設定ください。検証用の場合なども、メモリは512MB、CPUは1000MHzを最低値の目安としてご設定ください。)
●ステップの各項目を指定します。
これらの意味は、 [スケールアップの条件] で指定した値が、 [継続時間] で指定した時間をキープした場合、 [ステップ]
で指定した分だけリソースを上昇させます。スケールダウンの場合も同様となります。
[継続時間] は使用率を判定する間隔、 [ステップ] は1回のスケール変更で動かす量とお考えください。
また、 [上限] あるいは [下限] はそれぞれ最大値あるいは最小値となり、ここで指定した値を超えてスケール変更される事はありません。

※設定する上限値および下限値は、ステップに設定された値で割り切れる数値でないと、正常に動作しない為、ご注意下さい。

 

以下は設定と動作の一例となります :

RAM(メモリ容量)オートスケールにおいて

現在のサーバーのメモリ容量:2048MB

スケールアップの条件:80%
継続時間:5分
上限:4096MB

スケールダウンの条件:40%
継続時間:10分
下限:1024MB

ステップ:256MB

この設定後、サーバーへのアクセスが穏やかでメモリ消費量が700MB前後であった場合、約10分以内にスケールダウンが自動的に実行され、
サーバーのメモリ容量が1792MBとなります。
引き続き、メモリ消費量が700MB前後で10分が経過した場合、メモリ容量が1536MBとなります。
さらに引き続き、メモリ消費量が700MB前後をキープした場合ですが、この時のメモリ容量1536MBに対する700MB(約45%)となりますので、何も実施されません。
スケールアップの場合でも、同様の考え方となります。

 

■ご留意事項(重要)

※大規模なアクセスが一気に集中する事態が、あらかじめ想定される場合は、事前にサーバースペックを上げておくことを推奨します。

オートスケールは一定時間継続して、ステップで指定したサイズ単位にメモリやCPUをアップしていきますので、
時間を事前予告するキャンペーンやLINEキャンペーンなど 一斉アクセスが見込まれる場合は、
最初から集中するアクセスを捌くため、リソース値が高い状態で開始する必要があります。

規模感のあるサイトやアクセスの集中されるサイトには以下のようなサービスも行っております。

■おすすめサービス

監視サービス でキャンペーンサイトなどのダウンを素早く検知!
☆よりご安心いただくための、アクセス集中時の待機サービスもございます。
☆大きくスペックアップが必要な場合は、事前に、収容機のスペックが想定されているリソースに対して 十分であるか確認させていただきます。
☆サーバー運用上の観点から、サイトの作りや設定等で改善点があれば、 有料でコンサルサービスを行わせていただいております。

まずは、お気軽に サポートセンター にご相談ください。