手動で項目を入力することにより、静的ルートの設定を行うことができます。 例として、相互のネットワーク接続は必要なく、片側のネットワークだけもう片方にアクセスするようにする場合などに有用です。



このような例として:

  • 仮想マシンVM1は、IPアドレス192.168.128.10のネットワーク・インターフェイスを介して仮想ネットワークprivate1(192.168.128.0/24)に接続されている。

  • 仮想マシンVM2は、IPアドレス192.168.30.10のネットワーク・インターフェイスを介して仮想ネットワークprivate2(192.168.30.0/24)に接続されている。

  • ルーターrouter1は、IPアドレス10.94.129.73の外部ゲートウェイを介して、ネットワークprivate1を物理ネットワークに接続している。

  • ルーターrouter2は、IPアドレス10.94.129.74の外部ゲートウェイを介して、ネットワークprivate2を物理ネットワークに接続する。


VM1からVM2にアクセスするには、private2のCIDR(192.168.30.0/24)を宛先サブネットに、ルーター2の外部ゲートウェイIPアドレス(10.94.129.74)を次のホップIPアドレスに指定した後、router1 に静的ルートを追加する必要があります。この場合、192.168.30.10宛のIPパケットがrouter1 に到達すると、まずrouter2に転送され、さらにVM2に転送されます。




ルーターに静的ルートを作成する方法:

1. ルーターのタブにて、ルーターの名前を選択してください。 静的ルートのタブを開き、右のパネルにて【追加】を選択してください。表示するルートがまだ存在しない場合、【静的ルートを追加】を選択してください。


2. 表示された「静的ルート追加ウィンドウ」にて、宛先サブネットの範囲、CIDR形式のマスクと次のホップのIPアドレスを指定してください。 次のホップのIPアドレスはルーターが接続されているネットワークである必要があります。


3. 【追加】を選択する。




静的ルートを編集する方法:

1. 変更を行いたい静的ルートの横の【・・・】を選択し、【編集】を選択。


2. 表示されたウィンドウにて任意の値を変更し、【保存】を選択し変更を保存してください。




静的ルートを削除する方法:

削除したい静的ルートの横の【・・・】を選択し、【削除】を選択する。