クラウドバックアップにおいて、不変ストレージ という機能が実装されました。
これは、バックアップデータやバックアップテナントを誤って削除してしまった際、
設定された期間内は復旧が可能となるオプションです。
弊社で直接クラウドバックアップをご契約いただいているお客様におかれましては、
こちらの機能がデフォルトで有効となっております。
OEMパートナー様におかれましてもデフォルトで有効となっておりますが、
設定自体は各テナントの管理画面の下記項目から変更可能です。
こちらの機能が有効になっていると、下記の操作によって誤って削除されたデータは
設定された保持期間(デフォルト30日)はクラウドサーバ上に残ります。
・管理パネルからバックアップデータを削除してしまった場合
・バックアップテナントそのものを削除してしまった場合
OEMパートナー様におかれましては、エンドユーザー様のアカウント管理作業の
誤操作時などに役に立つオプションですので、保持期間を14日〜30日前後で
有効のまま運用いただくことをおすすめいたします。
また、不変ストレージモードを「コンプライアンスモード」に設定しますと、
不変ストレージの設定が永久に無効化できなくなります。
重要なシステムなどでは保持期間を検討の上、有効にされることをおすすめいたします。
この設定を有効/無効にする際は、2FA(2要素認証)が有効な管理者アカウントでの
ログインが必要となります。
最上位のテナント管理画面からこの設定を変更すると、配下の各エンドユーザー様の
テナントにも設定が反映されます。OEM様におかれましては、この機能を全ての
エンドユーザー様で無効にされたい場合は、最上位のテナント管理画面から無効にして
いただければと思います。
なお、この保持期間分は削除済みデータ分のデータ量は下記クラウドストレージ全体の
使用容量から減ることはありません。デフォルト設定の場合、30日後に自動削除された段階で
クラウドストレージの容量が削除された分減ります。
バックアップデータについては、バックアップ管理画面の「バックアップストレージ」タブより、
「削除済みの項目を表示」をクリックすることで確認可能です。
この削除済みデータは ファイル/フォルダ 単位での復元のみ可能です。
テナントそのものを削除してしまい、復活したい場合は、保持期間内に弊社サポート窓口まで
ご連絡ください。復旧処理を実施いたします。