バックアップエージェントはHTTPプロキシサーバー経由でデータを転送できます。
エージェントインストールにはインターネット接続が必要です。Windowsでプロキシサーバーが構成されている場合( [コントロールパネル] > [ インターネットオプション] > [ 接続] )、セットアッププログラムはレジストリからプロキシサーバー設定を読み取り、これらを自動的に使用します。LinuxおよびMacOSで、インストール前にプロキシ設定を指定する必要があります。
以下の手順を使用して、エージェントインストール前にプロキシ設定を指定するか、後から変更します。
Linuxの場合
- /etc/Acronis/Global.config ファイルを作成し、テキストエディタで開きます。
- 次の行をコピーして<registry name="Global">...</registry>タグの間に貼り付けます。
<key name="HttpProxy"> <value name="Enabled" type="Tdword">"1"</value> <value name="Host" type="TString">"ADDRESS"</value> <value name="Port" type="Tdword">"PORT"</value> <value name="Login" type="TString">"LOGIN"</value> <value name="Password" type="TString">"PASSWORD"</value> </key>
- ADDRESS はご使用のプロキシサーバーホスト名/IPアドレスで置換し、 PORT はポート番号の数値で置換します。
- ファイルを保存します。
- バックアップエージェントがまだインストールされていない場合は、インストールできます。エージェントが既にインストールされている場合、 以下の手順に進みます。
- /opt/acronis/etc/aakore.yamlファイルを開きます。
- envセクションを探し(または作成し)、以下の行を追加します。
env: http-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port https-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port
※proxy_loginとproxy_passwordをプロキシサーバー資格情報と置き換えます。
また、proxy_address:portをプロキシサーバーのアドレスとポート番号に置き換えます。- rootユーザーとして、次のコマンドを実行してaakoreサービスを再起動します。
sudo service aakore restart
- 次に任意のディレクトリで以下のコマンドを実行してエージェントを再起動します
sudo service acronis_mms restart
以上
MacOS の場合
- /Library/Application Support/Acronis/Registry/Global.config ファイルを作成し、Text Editなどのテキストエディタで開きます。
- 次の行をコピーしてファイルに貼り付けます。
<?xml version="1.0" ?>
<registry name="Global">
<key name="HttpProxy">
<value name="Enabled" type="Tdword">"1"</value>
<value name="Host" type="TString">" proxy.company.com "</value>
<value name="Port" type="Tdword">" 443 "</value>
</key>
</registry> - proxy.company.com はご使用のプロキシサーバーホスト名/IPアドレスで置換し、 443 はポート番号の数値で置換します。
- ファイルを保存します。
- バックアップエージェントがまだインストールされていない場合は、インストールできます。エージェントが既にインストールされている場合は、次の手順でエージェントを起動します。
- テキストエディタで/Library/Application Support/Acronis/Agent/etc/aakore.yamlファイルを開きます。
- envセクションを探し(または作成し)、以下の行を追加します。
env: http-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port https-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port
※proxy_loginとproxy_passwordをプロキシサーバー資格情報と置き換えます。
また、proxy_address:portをプロキシサーバーのアドレスとポート番号に置き換えます。[アプリケーション] > [ユーティリティ] > [ターミナル] に移動します。
以下のコマンドを実行します。
sudo launchctl stop aakore sudo launchctl start aakore
次に以下のコマンドを実行します。
sudo launchctl stop acronis_mms sudo launchctl start acronis_mms
以上
Windowsの場合
- 新しいテキスト文書を作成し、メモ帳などのテキストエディタで開きます。
- 次の行をコピーしてファイルに貼り付けます。
Windows Registry Editor Version 5.00
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Acronis\Global\HttpProxy]
"Enabled"=dword:00000001
"Host"=" proxy.company.com "
"Port"=dword: 000001bb - proxy.company.com はご使用のプロキシサーバーホスト名/IPアドレスで置換し、 000001bb はポート番号の16進数値で置換します。たとえば、 000001bb はポート443です。
- proxy.reg として文書を保存します。
- ファイルを管理者として実行します。
- Windowsレジストリを編集することを確認します。
- バックアップエージェントがまだインストールされていない場合は、インストールできます。エージェントが既にインストールされている場合は、次の手順でエージェントを起動します。
- %programdata%\Acronis\Agent\etc\aakore.yamlファイルをメモ帳などのテキストエディタで開きます。(このファイルを開くには、WindowsのAdministratorsグループのメンバーである必要があります。)
- envセクションを探し(または作成し)、以下の行を追加します。
env: http-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port
https-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port
※proxy_loginとproxy_passwordをプロキシサーバー資格情報と置き換えてください。
また、proxy_address:portをプロキシサーバーのアドレスとポート番号に置き換えてください。 [スタート] メニューで [実行] をクリックし、「cmd」と入力してから [OK] をクリックします。
以下のコマンドを実行します。
net stop aakore net start aakore
- 次に以下のコマンドを実行します。
net stop mms
net start mms
以上