バックアップエージェントはHTTPプロキシサーバー経由でデータを転送できます。

エージェントインストールにはインターネット接続が必要です。Windowsでプロキシサーバーが構成されている場合( [コントロールパネル] > [ インターネットオプション] > [ 接続] )、セットアッププログラムはレジストリからプロキシサーバー設定を読み取り、これらを自動的に使用します。LinuxおよびMacOSで、インストール前にプロキシ設定を指定する必要があります。

以下の手順を使用して、エージェントインストール前にプロキシ設定を指定するか、後から変更します。

Linuxの場合

  1. /etc/Acronis/Global.config ファイルを作成し、テキストエディタで開きます。
  2. 次の行をコピーして<registry name="Global">...</registry>タグの間に貼り付けます。
    <key name="HttpProxy">
        <value name="Enabled" type="Tdword">"1"</value>
        <value name="Host" type="TString">"ADDRESS"</value>
        <value name="Port" type="Tdword">"PORT"</value>
        <value name="Login" type="TString">"LOGIN"</value>
        <value name="Password" type="TString">"PASSWORD"</value>
    </key>
  3. ADDRESS はご使用のプロキシサーバーホスト名/IPアドレスで置換し、 PORT はポート番号の数値で置換します。
  4. ファイルを保存します。
  5. バックアップエージェントがまだインストールされていない場合は、インストールできます。エージェントが既にインストールされている場合、 以下の手順に進みます。
  6. /opt/acronis/etc/aakore.yamlファイルを開きます。

  7. envセクションを探し(または作成し)、以下の行を追加します。
  8. env:
        http-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port
        https-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port

    ※proxy_loginとproxy_passwordをプロキシサーバー資格情報と置き換えます。
     また、proxy_address:portをプロキシサーバーのアドレスとポート番号に置き換えます。

  9. rootユーザーとして、次のコマンドを実行してaakoreサービスを再起動します。
  10. sudo service aakore restart
  11. 次に任意のディレクトリで以下のコマンドを実行してエージェントを再起動します

  12. sudo service acronis_mms restart


    以上


MacOS の場合

  1. /Library/Application Support/Acronis/Registry/Global.config ファイルを作成し、Text Editなどのテキストエディタで開きます。
  2. 次の行をコピーしてファイルに貼り付けます。

    <?xml version="1.0" ?>
    <registry name="Global">
    <key name="HttpProxy">
    <value name="Enabled" type="Tdword">"1"</value>
    <value name="Host" type="TString">" proxy.company.com "</value>
    <value name="Port" type="Tdword">" 443 "</value>
    </key>
    </registry>

  3. proxy.company.com はご使用のプロキシサーバーホスト名/IPアドレスで置換し、 443 はポート番号の数値で置換します。
  4. ファイルを保存します。
  5. バックアップエージェントがまだインストールされていない場合は、インストールできます。エージェントが既にインストールされている場合は、次の手順でエージェントを起動します。
    1. テキストエディタで/Library/Application Support/Acronis/Agent/etc/aakore.yamlファイルを開きます。
    2. envセクションを探し(または作成し)、以下の行を追加します。
    3. env:
          http-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port
          https-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port

      ※proxy_loginとproxy_passwordをプロキシサーバー資格情報と置き換えます。
      また、proxy_address:portをプロキシサーバーのアドレスとポート番号に置き換えます。

    4. [アプリケーション] > [ユーティリティ] > [ターミナル] に移動します。

    5. 以下のコマンドを実行します。

      sudo launchctl stop aakore
      sudo launchctl start aakore


    6. 次に以下のコマンドを実行します。

      sudo launchctl stop acronis_mms
      sudo launchctl start acronis_mms

      以上






Windowsの場合

  1. 新しいテキスト文書を作成し、メモ帳などのテキストエディタで開きます。
  2. 次の行をコピーしてファイルに貼り付けます。

    Windows Registry Editor Version 5.00

    [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Acronis\Global\HttpProxy]
    "Enabled"=dword:00000001
    "Host"=" proxy.company.com "
    "Port"=dword: 000001bb

  3. proxy.company.com はご使用のプロキシサーバーホスト名/IPアドレスで置換し、 000001bb はポート番号の16進数値で置換します。たとえば、 000001bb はポート443です。
  4. proxy.reg として文書を保存します。‎
  5. ファイルを管理者として実行します。
  6. Windowsレジストリを編集することを確認します。
  7. バックアップエージェントがまだインストールされていない場合は、インストールできます。エージェントが既にインストールされている場合は、次の手順でエージェントを起動します。
  8. %programdata%\Acronis\Agent\etc\aakore.yamlファイルをメモ帳などのテキストエディタで開きます。(このファイルを開くには、WindowsのAdministratorsグループのメンバーである必要があります。)

  9. envセクションを探し(または作成し)、以下の行を追加します。
    env:

        http-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port

        https-proxy: proxy_login:proxy_password@proxy_address:port



    ※proxy_loginとproxy_passwordをプロキシサーバー資格情報と置き換えてください。
     また、proxy_address:portをプロキシサーバーのアドレスとポート番号に置き換えてください。


  10. [スタート] メニューで [実行] をクリックし、「cmd」と入力してから [OK] をクリックします。


  11. 以下のコマンドを実行します。

    net stop aakore
    net start aakore




  12. 次に以下のコマンドを実行します。

    net stop mms
    net start mms

以上