このオプションによって、データ取り込み(つまり、データのスナップショット作成)の前後に自動的に実行されるコマンドを定義できます。
データベースのバックアップや、バックアップの完了後にバックアップ対象の電源を落とすなどにご利用いただけます。

データ取り込みは、バックアップ手順の開始時に実行されます。
次の図に、データ取り込みの前後に実行するコマンドが実行されるタイミングを示します。

[ボリュームシャドウコピーサービス] オプションを有効にした場合、コマンドの実行とMicrosoft VSSアクションの順序は次のようになります。
「データ取り込み前」のコマンド > VSSの一時停止 > データ取り込み > VSSの再開 > 「データ取り込み後」のコマンド。
データ取り込みの前後に実行するコマンドを使用すると、VSSと互換性のないデータベースまたはアプリケーションの停止と再開を行うことができます。
データ取り込みは数秒で終わるため、データベースまたはアプリケーションのアイドル時間は最小となります。

このオプションは バックアップ管理画面 より、バックアップ計画の設定画面より設定が可能です。

バックアップ計画の作成方法は 導入3.バックアップ計画を設定する をご参照ください。

バックアップ契約の作成にある[バックアップオプション]をクリックし、[処理の前後に実行するコマンド]の項目より設定してください。


 

 

データ取り込みの前に実行するコマンド

データ取り込みの前に実行するコマンド/バッチ ファイルを指定する手順は、次のとおりです。

1,  [データ取得前にコマンドを実行] スイッチを有効にします。
2, [コマンド...] フィールドにコマンドを入力するか、バッチファイルを参照します。「pause」などのユーザーの入力を必要とするような対話型のコマンドはサポートされません。
3, [作業ディレクトリ] フィールドで、コマンド/バッチファイルを実行するディレクトリのパスを指定します。
4, [引数] フィールドで、必要に応じて、コマンドを実行する際の引数を指定します。
5, 処理内容に応じて、次の表で説明するオプションから、適切なオプションを選択します。
6,  [完了] をクリックします。

* 終了コードがゼロでない場合、コマンドは失敗したと認識されます。

 

データ取り込みの後に実行するコマンド

データ取り込みの後に実行するコマンド/バッチ ファイルを指定する手順は、次のとおりです。

1,  [データ取得後にコマンドを実行] スイッチを有効にします。
2, [コマンド...] フィールドにコマンドを入力するか、バッチファイルを参照します。「pause」などのユーザーの入力を必要とするような対話型のコマンドはサポートされません。
3, [作業ディレクトリ] フィールドで、コマンド/バッチファイルを実行するディレクトリのパスを指定します。
4, [引数] フィールドで、必要に応じて、コマンドを実行する際の引数を指定します。
5, 処理内容に応じて、次の表で説明するオプションから、適切なオプションを選択します。
6,  [完了] をクリックします。