仮想ルーターは以下のようなL3接続のサービスを提供します:
仮想と物理ネットワーク間、もしくは別の仮想ネットワーク間のルーティングや、SNAT(ソースネットワークアドレス変換)を可能にします。
- 仮想ネットワークと物理ネットワークを繋ぐ仮想ルーターは、仮想ネットワークに接続している仮想マシンが、インターネットのような公開ネットワークへの接続を可能にします。
- 仮想ネットワーク同士を繋ぐ仮想ルーターは、それらに接続している仮想マシン同士のネットワーク通信を可能にします。
仮想ルーターには2つのポートが存在します:
- 物理ネットワークに接続されている外的ゲートウェイ
- 仮想ネットワークに接続している内部ポート
仮想ルーターのタブにて、以下の操作を行うことができます。
- 仮想ルーターの作成
- 外部、もしくは内部ルーターインターフェースの変更
- 静的ルートの作成、編集、削除
- ルーターの名前の変更
- ルーターの削除
注意:
- ルーターはIP管理が有効になっているネットワークにのみ接続できます。
- 接続しているネットワークに浮動IPアドレスが割り当てられいない場合のみ、仮想ルーターを削除する事ができます。
仮想ルーターの作成:
1. 仮想ルーターのタブにて、【ルーター作成】を選択。
2. 表示されるウィンドウにて:
- ルーターの名前を設定
- ネットワークのプルダウンにて、外部ゲートウェイを介して接続する物理ネットワークを設定してください。新たな外部ゲートウェイは選択された物理ネットワークから、使用されていないIPアドレスを選択します。
- 【内部インターフェイスを追加】の項目にて、内部インターフェイスを介してルーターに接続する仮想ネットワークを選択してください。デフォルトで、新しい内部インターフェースは選択された仮想ネットワークのゲートウェイIPアドレスの使用を試みます。
- (任意)SNATのチェックを入れる/外すことで、外部ゲートウェイのSNATを有効/無効にできます。 SNATが有効な場合、ルーターが仮想プライベートIPアドレスを外部ゲートウェイのパブリックIPアドレスに置き換えます。
3. 【作成】を選択し保存する。